伊達巻

伊達巻

おせち料理のお重の中にある伊達巻(だてまき)。伊達巻は、巻物に似せた姿から、今年一年の文化、書物、学問が発展するようにとの意味こめておせち料理に食します。

伊達巻は、卵料理のひとつで伊達巻き卵とも呼ばれています。長崎に伝えられた料理の中にカステラかまぼこがあり、これが後に伊達巻となったようです。『伊達』とは人目を引く派手なこと、好みが粋で洒落ているさまのことをいいます。『伊達巻』の由来は、華美な服装で人目を引いた伊達政宗が食べたからや、卵焼きよりも見栄えがよく豪華なため「伊達もの」から『伊達巻』と呼ぶようになった、和服に使われる伊達巻きに似ているからと諸説あるようです。おせち料理などおめでたいときに食すので『伊達な巻卵』の説が有力であるようです。

伊達巻きは「魚肉すり身1対卵黄1対砂糖1」を基準に混ぜ合せて作られています。これらの食材はお正月のおせち料理が始った江戸時代にはとても贅沢な品でした。

伊達巻きの製法はカステラ、すり身を入れるところは厚焼き玉子によく似ています。長崎で、カステラかまぼこと呼ばれたように南蛮菓子の技法が色濃く表れています。

伊達巻の甘さが気になる方は手作りがおすすめのようです。卵 2個、はんぺん 小1個、砂糖 大1、みりん 大を1フードプロセッサーにかけます。滑らかにしてフライパンに薄く油を敷きます。弱火でふたをして20分焼きます。簀巻で巻いて出来上がり。

おせちを彩る伊達巻。これを食して文化を尊ぶ一年となりますように。